2.10.2012

(Sigh)

<ハワイの結婚式らしくこんな感じで>
ハワイに住んで1年経つ頃、プロポーズ&結婚だった私たち夫婦です。
婚約してから結婚するまで1カ月弱でした。時間もなかったし、それより何より肝心のお金がなかったので、私たちの結婚指輪は週末アロハスタジアムで開かれているSwap meet(のみの市)で、シルバーのペアリングを買いました。なんと2つで$30です。
高校生のカップルがつけるようなシルバーリングだけど、「将来お金に余裕ができたらちゃんとした指輪買えばいいよね」ってことで。
意外に丈夫で、未だにそこまで形も歪んでないし、遠目から見たら十分きちんとした結婚指輪に見えます。ジョーダンのは、色々ぶつけたりしててボコボコになってて、近くで見ると「ステンレスですか?」って感じだけどね。

そんな結婚指輪ですが・・・、なんとジョーダン、紛失してしまったんです。
毎日ジムに行って、ウェイトとかを持ち上げるから指輪は外してロッカーに入れて、トレーニングが終わったらすぐはめるようにしてたらしいのです。
でも、おととい、20時までに行かなければいけないところがあり、急いでいたところ、その「指輪をはめる」というのをすっかり忘れちゃったらしい。
「はっっっっっ!!!!」
と気付いてキュキュキュキューッ!と漫画のひとコマのようにハンドルを切って、いっそいでジムにもどったのですが、ロッカールームをいくら探しても・・・ない。掃除の人やジムの人に聞いたけどない。
私は「指輪ありますように!」と祈りながら10分くらい車の中で待ってたんだけど、ダメでした。
「なかった・・・。ほんとにゴメン。」とがっくり肩を落として戻って来たジョーダンの顔からは血の気も引き、まるで能面状態。
その表情を見るだけで、どれだけ落ち込んでいるか分かったので、本当に可哀そうになってしまいました。
家に戻っても、一言も喋らないし、目はどよ~ん・・・。いつも大爆笑するサウスパークを観てもまったく笑顔すらなく。
「ジムの受付に名前と電話番号残してきたならもしかして連絡くるかもしれないし。」と必死でポジティブに振舞いましたが、その甲斐なく、ジョーダン泣き寝入り。
次の日の朝、ほんとに目が腫れてたからもしかして本当に泣いたのかも・・・可哀そう!(涙)
あれは安くても思い出の指輪だし、二人のハワイでの苦闘の生活の象徴な感じがするから、本当に残念だけど、指輪だって「モノ」だから何かの拍子で紛失してしまうことはあるし、このまま出てこなくても仕方ないかな、と正直思いました。

今にも豪雨が降りそうなくらいどんより暗~い雲を背負ったようなジョーダンを仕事に送り出した後、
インターネットで「結婚指輪 紛失」とググってみると、世の中には結構そういう人いるみたいで、たくさんのエピソードが出てきました。
その中で私が一番「そう考えればいいのかも」と思ったのが、『指輪、アクセサリーなど、いつも身につけて大切にしていたものがなくなってしまうと落ち込むものです。でも、それらがあなたの身代わりになってもっと大きな危険から守ってくれたと思ってください。』っていうやつ。
なるほどね!と思いました。
もしかして、ジムの帰りの車であのまま指輪の紛失に気付かず、そのまま家に向かって運転してたらどこかで事故ってたかもしれない、ってね。
でも、また指輪が必要だよなあ・・・と色々考えていたら、これまたいい案が浮かびました。
ジュエリーストアへ行って、私の結婚指輪を溶かして、シルバーもしくはホワイトゴールドとかを足して、二人分の指輪をリメイクすればいいんじゃない?!
ジョーダンが指輪を失くして一番ショックで落ち込んでいるのは、「ハワイでの思い出」を失くしてしまったこと。だから、そのハワイ要素がちゃんと入っていれば新しい指輪でも納得できるんじゃないかと思ったわけです。これは名案!我ながらうなりました。(自画自賛)
ジョーダンの紛失癖は子供の頃から有名だったらしいし(ジョーダン母談)、私が知ってる限りでもかなりいろんなものを失くしてきました。
でもそのたびに「なくなったものは仕方ない」と結構あっさり立ち直ってたことも多かったので、今回びっくりするくらい落ち込んでるジョーダンを見ていたら、今まで全く思い出さなかったのですが、結婚式で神父さんが言ったことをいきなり思い出したのです。

『この結婚指輪はジョーダン自身、この指輪はヒロコ自身です。新郎はこの指輪を見るたびに、新婦そのものだと思って一生身につけて大切にしてください。新婦も同じくです。』

あ、もしやこれで落ち込んでるのかも???と、ふと思いました。
帰宅したジョーダン、まだまだ朝と同じトーンです。どよ~ん・・・。
あまりにもヘビーな空気なので、私の名案「指輪リメイク」を伝えました。すると、「・・・sounds good」と言い、ちょっと表情が緩みました。そして立て続けに「身代わり説」を伝えると、「そうかもね。そう思えばいいね。」と曇り空から雲がサーっと引いていきました。
あ~、よかった!やっといつものジョーダンに戻ったわ~。
その日一日、ジムから連絡もなく、やっぱりあのステンレス風な指輪じゃ誰も結婚指輪とは分からないし、届けてくれなかったんだわね、と思ったけど、アメリカ人、「連絡ちょうだいね」と言ったところできちんと連絡をしてくれる人は少ないので、一応確認の意味も込めて、「今日ジムに行ったらもう一回ダメもとで聞いてみなね。」と念を押してジムにジョーダンを送りだしました。

そして15分後届いたテキストに添付されていた写真がこれ・・・
<あったーーーーーーー!>
なんと、指輪が見つかったのです!!!!!!!
あまりにも嬉しかったのか、写真に撮っての報告でした。「ヒロコが見つかった」って。
親切な誰かさんが受付に届けてくれたらしいです。その誰かさん、名前くらい聞いておいてもらえればお礼でもできたのにね。
「あってよかったねー!しかし、なんであんなに落ちこんでたの?」とジムから帰ったジョーダンに聞くと、「自分に怒ってた」だって。失くした自分に怒り心頭だったらしいよ。
紛失癖のいい教訓になったかな・・・?
ということで、ここのところの平穏な生活の中で起きた一番のエピソードでした。
指輪は戻って来たことだし、「身代わり説」は忘れよう・・・。
ジョーダン自身、もう思い出したくない出来事なので、何も言わず、突っ込まないであげてね。

6 件のコメント:

父 さんのコメント...

見つかって良かったね、日頃の行いが良いからじゃない?

misaki さんのコメント...

初めまして!・・・・と言っても実はよくBlogを拝見させてもらってました。コメントするのはドキドキしてしまうので控えてたんですが、この記事を読んだら私まで感動してしまったので書かせてください。
ジョーダンさんの落ち込み方がいかにヒロコさんを大事にしてるかが伝わってきます。身代わりを果たして返ってきたのかも?指輪見つかってよかったですね!!そしてヒロコさんの励まし方も素敵だなって思いました♪

ruriko さんのコメント...

愛されちゃってるね、紘子!
ジョーダンの泣き顔、目に浮かぶ・・・
なにはともあれ、よかったよかった。

hiroko さんのコメント...

父母:日ごろの行いがいいカルマが回ってきたのかもね。よかったよほんとに~!結構繊細だからさ。暗すぎてどうしようかと思った。

misakiさん:はじめまして。コメントありがとうございます!さっきmisakiさんのblog拝見したんですが、Denverに住んでらっしゃるんですね。うちのジョーダンはLakewood出身ですよ。来月は結婚式に招待されてるので、デンバー行きます。早くまたデンバーで生活したいなあ。これからもよろしくお願いします。

Asako さんのコメント...

見つかってよかったね。
でも私の義理弟が今つけているリングは、3代目です。
懲りずによくなくすから、さすがに3代目はリングなのに、指にではなく、肩こり解消のネックレスにぶらさげているわよ。

かわいいね、ジョーダン。

Hiroko さんのコメント...

あさこ:3代目って!!そんなになくしたの?義理弟!でもビーチで水に濡れて指輪が抜けちゃってなくした人も身近にいたなー。やっぱ指輪って気にして大事にしてないとなくなるもんだ。